談話室(ティータイム

救い(2)

        明日はあなたのものではない

 



○ 明日はあなたのものではない

中国の国父と呼ばれている孫文は、とても敬虔なクリスチャンでした。

彼はある日、上海で持たれた福音集会に、海軍大臣である程璧光と外務大臣である伍廷芳の二人を誘って出席しました。すばらしいメッセージが終わると、「この主イエス・キリストを救い主として受け入れたい方は立ち上がってください」との勧めがありました。その時、孫文は程璧光が感動していたのを見て、立ち上がるように促しました。彼が立ち上がろうとすると、そばにいた伍廷芳が、「大臣ともあろう者がみっともないからやめなさい」と言います。一方で孫文がしきりと促すのですが、もう一方で伍廷芳が引きとめるのです。仕方なしに彼は、「明日の朝、必ずあの伝道者に会いに行くから」と言って、その夜は帰ることになりました。しかし、その翌日程璧光が上海駅に来客を出迎えたとき爆破に出遭い、彼は即死してしまったのです。皆さん、明日という日があなたのものであるとだれが約束できるでしょう。今こそ救いの時です。

  明日に延ばさないほうがよい

信者の医者が知人の老人に福音を伝えていました。キリストの話を、聞くには聞くが信じようとはしません。信じるように勧めても、いつも「そのうちに」と言います。ある日のこと、その老人が気管支炎を患って、「命には関係ないが、大変悪い」と思い、その医者に診てもらいました。医者は診察を終えるとそのまま立ち去ろうとしましたので、その老人は驚いて尋ねました、「薬はいつ飲むのですか」。「一か月後でよろしい」。「一か月?」。「早すぎますか」。「とんでもない。わたしは死んでしまうでしょう」。「では一週間後でよいかな」。「いや駄目です」。「明日でもよいかな」。「先生、わたしは明日にも死ぬかもしれません。今日飲まなかったらどうなるのでしょう」。「そうでしょう。今日でないと駄目ですね。今飲まないと駄目なんですよ。キリストを信じるのを延ばすのは誤りであることを知ってほしい。明日に延ばさない方がよい。今です」。そうして主を信じたとのことです。

○ 早いほうがよい

スタンレージョーンズが若き日に救われました。友人に「僕はクリスチャンになった、君もなってくれ」と言いました。「もう少し自分の人生をエンジョイしてからにする」。そこで二人は親しかったがそれぞれの道を歩きました。三十年後、偶然にもそのかつての友とある所で出会いました。彼は三十年を悔いました。取り返しがつきません。涙を流しました。しかしとにかく遅れても僕と君と同じ道を行くと・・・・・。早いほうがよい、この道は間違いありません。「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ」(伝道の書12:1)


                

出典:日本福音書房「福音例話集」

     
              TOPへ    過去の談話室(ティタイム)へ